2015年12月9日水曜日

市立福知山市民病院 総合内科


1.投稿者名
渡邉 力也(わたなべ りきや)

2.指導医名
川島 篤志(かわしま あつし)

3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名
市立福知山民病院 家庭医療専門研修プログラム:本院+大江分院
日本プライマリ・ケア連合学会認定 家庭医療後期研修プログラム Ver.2
②日本プライマリ・ケア連合学会 『病院総合医養成プログラム認定試行事業』における病院総合医養成プログラム認定

4.主たる病院の住所
620-8505 京都府福知山市厚中町231

5.研修プログラムの目標としている医師像
・地域基幹病院における総合内科医としての病棟・救急診療を通じて、臨床経験を積む。
・当院における専門内科がより専門性を発揮しやすいように、専門内科医の外来・入院診療の負担軽減に努める。
・どの専門内科にも属さない疾患や複数の専門内科にまたがる複雑な症例で、各専門内科の意見を調整したり、必要な手技を依頼したりしながら、主体的に診療にあたる。
・特に感染症診療は総合内科の一つの専門分野として、予防・診断・治療においてグローバルスタンダードな診療を行う。
main problemだけでなく、社会的背景を含めた診療を実践する。
・「地域を診る」ことも意識できる医師を目指す。
 「診療所医師の気持ちがわかる」指導医(日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医や同学会員)多数在籍
・「教育のあるところに人(=医師)が集まる」という理念のもと、医学教育や研修の分野でも研鑽を積む。

6.スタッフ&レジデント人数(うち女性医師数)、研修終了後の主な進路
スタッフ:6名(うち女性0名)
 2名が家庭医療専門医
 1名が総合内科専門医
 4名がプライマリケア学会認定指導医
後期研修医:11名(うち女性3名)

7.当直
<本院>
専攻医:約月4
スタッフ以上:月01回
※自主的に他のスタッフの日当直分も対応しているので月6−8回の専攻医もいます
<分院>
月1−3回
※家庭医療コース専攻医・スタッフは在宅直(臨時往診対応)が月2−4回

8.当直明けの帰宅の可否
現時点では制度なし(終業後の早期帰宅は可)

9.診療科独自の病床の有無
独自の固定病棟はありませんが、全体で40-60床を対応しています。
*当科ブログより、過去の担当症例集もご参照ください:
 http://fukugim.blogspot.jp/2014/02/2009-2014.html

10.具体的な研修紹介
2015年度のまとめ記事も参照ください:
 http://fukugim.blogspot.jp/2015/09/2015_3.html

スタッフクラス12名+専攻医23名+研修医1名のチーム制で診療にあたっています。専攻医は学年によって病棟業務以外にも多種多様な役割を担います。
「主な専攻医の役割」
・病棟業務:肺炎/尿路感染から、結核/化膿性椎体炎などの比較的稀な感染症・常勤医のいない神経内科症例・手術を要しない脳卒中・間質性肺炎などの呼吸器疾患・原因不明症例・内分泌/電解質疾患など幅広く診療にあたっています。
・外来:初診/再診/総合診療外来(内科かかりつけのない整形外科患者や、多医療機関受診歴のある患者の整理などを行う外来)
・日中の救急版:内科救急は1日を3コマに分けて全て総合内科専攻医が対応
・各科からのコンサルト受け
・その他、月単位で希望科をローテートしたり、また必要に応じ専門科医師のサポートにも尽力しています(脳外科医をサポートしてt-PA療法の確立など)

11.勉強会やカンファレンス
*各勉強会の詳細は当院総合内科のブログもご参照ください。
 http://fukugim.blogspot.jp
*インターネット関連(=地方都市にいても参画可能)
 MedPeerというサイトでの症例提示、および提示症例に対する回答
 JHospitalistNetworkでの投稿:Clinical questionなどに投稿

<毎週開催>
※基本的には毎朝回診後、火・金曜以外の夕にチームまとめ
 *月曜:19:00-内科カンファレンス(研修医プレゼン)
 *火曜:15:30-外来カンファ、17:00-全体まとめ
 *水曜:7:30-Primary Care Lecture Series18:00-救急カンファ
 *木曜:7:30-Primacy Care Lecture Series、午前:総回診、15:30-神経内科カンファ、18:00-木曜勉強会(専攻医持ち回り)
 *金曜:17:00-全体まとめ
上記以外に、毎日12:30-13:30に日替わりランチョンセミナーを行っています。
また、院外の勉強会(京都GIMなど)・各種学会にも積極的に参加し、参加したメンバーによるフィードバックを積極的に行っています。
また、臨床研究とそれに基づく情報発信、症例発表などにも力を入れています。
<院外講師招聘:2015年度>
聖路加国際病院 血液内科部長 岡田定 先生
大阪府立急性期・総合医療センター 総合内科 診療主任 大場 雄一郎 先生
麻生飯塚病院 総合診療科 小田 浩之先生
千葉大学医学部附属病院 総合診療部 教授:生坂 政臣先生
<その他>
*研修医だけでなく、他職種対象の勉強会も多数!
ERチェックリスト大会
・身体診察の小テスト(川島独自の実践的小テスト集)
CVカテーテル勉強会
・読破会:ダヴィンチのカルテ、一発診断100Uncommon Disease
ICLS院内コース
・感染症勉強会
・胸部CTラリー
appeを探せ!(腹部CT集中講義)
・各科専門医によるミニレクチャー
 (小児科・整形外科・耳鼻科・産婦人科・眼科・泌尿器科・精神科)

12.今後の目標
地方都市における地域基幹病院として、また研修病院としてのロールモデルを目指します!

13.その他
◆「教育力のない病院に未来はない」と言われる香川 惠造院長のもとで臨床ができることは嬉しいことです
◆福知山は・・・
「都会に近い」地方都市
「日本の四季を感じられる」街
「キラキラ・ピカピカ」はないけれど、足を伸ばせば自然がいっぱい
生活には困りません
子育てには贅沢すぎる環境?

14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス
病院代表:総務課
 syomu @ fukuchiyama-hosp.jp
研修管理委員会 副プログラム責任者 川島篤志
 kawashima-a @ fukuchiyama-hosp.jp

15.病院や研修プログラムのWebサイト
総合内科・臨床研修のブログ:http://fukugim.blogspot.jp
当院HPhttp://www.fukuchiyama-hosp.jp/

2015年11月26日木曜日

東京ベイ浦安市川医療センター  総合内科


1.病院名・診療科名・研修プログラム名
東京ベイ浦安市川医療センター 総合内科
JADECOM-NKP 内科後期研修プログラム

2.住所・ホームページアドレス・連絡先メールアドレス
住所:千葉県浦安市当代島3−4−32
病院ホームページ: http://www.tokyobay-mc.jp/
見学や研修希望:    総務課 小川(Email: osamuo@jadecom.jp )
までご連絡ください

東京ベイ2

3.指導医名・記載者名
部長:平岡栄治(ひらおか えいじ)
プログラムディレクター:山田徹(やまだ とおる)
記載者:江原 淳(えはら じゅん)

4.研修プログラムの目標としている医師像
米国内科研修修了レベルの国際標準の内科の知識とスキルを身につけ、日本の地域医療現場でも第一線で機能できる医師

5.スタッフ人数
スタッフ10名(総合内科、集中治療科、消化器内科、腎臓内科含む)
フェロー 総合内科3名 消化器内科1名 集中治療科3名

6.レジデント人数
25名 男性19名 女性6名

7. 当直:月5回程度(土日2回、平日3回/月)
当直明けの帰宅 可 できるだけ正午頃

8.診療科独自の病床数 120〜150床
総合内科、消化器、腎臓、循環器など内科系病床の合計
このすべてを内科チームが担当する。

9.勉強会やカンファレンスの開催曜日・時間とその概要
毎朝:モーニングレポート
前日の新入院患者の症例提示とディスカッションを行います
毎朝:循環器カンファレンス 
循環器の新入院症例を中心にGIMと循環器チーム合同で症例のディスカッションを行います。
 火曜:臨床倫理/MMカンファレンス 
倫理カンファレンス
終末期医療や難しい臨床判断、予後予測や緩和医療などを実際のケースをもとにディスカッションします
MMMortality and motility)カンファレンス
転機不良の症例をもとに、原因究明、安全のためのシステム改善や知識の共有につなげます。
上記のカンファレンスを週変わりで行っています
水曜:消化器カンファレンス 
消化器チームと合同で、症例をもとに消化器疾患のトピックを勉強します。
 老年医学勉強会(第3週水曜のみ)
米国老年医学専門医である台東病院 玉井先生をお招きして月1回レクチャーを開催しています。
 木曜:感染症カンファレンス  
隔週でテーマを決めて症例提示とレクチャーを行っています
 Journal Club 
臨床の現場からでた疑問からEvidenceを検索し、論文の批判的吟味を行い実臨床へ適用するトレーニングを行います
 金曜:患者支援カンファレンス
意思決定困難症例の意思決定、退院支援などについて多職種でディスカッションを行います。
 その他
内科外科合同カンファレンス救急内科合同カンファレンスなどがあります。レジデントが集まり、日頃の問題点などを話し合うレジデントミーティングを月1回開催しています。
 Visiting doctor
不定期ですが、聖路加国際病院アレルギー膠原病科の医師、聖路加ライフサイエンス研究所の指導医、他院の指導医(米国総合内科などの取得者を含む)、海外の指導医などのVisiting doctorのレクチャーもあります。

東京ベイ1




10.具体的な研修内容紹介
専門科と連携しつつ全内科入院患者を総合内科で病棟管理を行うHospitalist形式を
     採用しています
  ●内科はチーム制、屋根瓦方式の教育体制で全ジャンルの内科疾患を幅広く担当しま
      す
  ●年間9000台の救急車を受け入れる救急部門があり、内科は1日平均約10名の新入
    院、平均在院日数10日弱で多彩な急性期症例を経験できます(2014年度は年間
    約4000例の入院症例がありました)
  ●年6ヶ月は総合内科、3ヶ月は他科ローテイト(PGY3は外来専属6週+ER
   週、PGY4ICU3ヶ月、PGY5は選択3ヶ月)、3ヶ月は地域病院研修というロー   テートです。
  ●米国のガイドラインなどを参考に、幅広い内科疾患に対し標準的な内科診療を行えるようにトレーニングをします
  ●症例提示、カンファレンスを通じてCommonな主訴からの鑑別診断の立て方、臨床推論を学びます
  ●整った教育体制のもと非常に多くの症例に暴露できるプログラムです。
  ●教えられるだけでなく、教える能力も訓練します。
  ●地域での研修などを通じて内科医師として独立して診療するskillも磨いていきます。
  ●臨床研究の国際学会、国内学会発表、論文執筆の指導も行っています。






11.研修終了後の主な進路
東京ベイのフェローシッププログラム(総合内科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、集中治療)
他施設での専門分野のトレーニング(これまでの卒業生では、腫瘍内科、循環器内科、総合内科、膠原病科、産婦人科、集中治療などに進んだ例があります)、
地域医療振興協会の他施設スタッフ
臨床留学(米国内科レジデントなど)など


12.その他・自由記載
  総合内科医、Hospitalistを志す方、将来は専門内科にすすみたいが後期研修でより深
 く内科全般を勉強したい方、家庭医療や開業を目指したいが内科研修の土台を作りた      い方いずれも歓迎します。


東京ベイ3