1.投稿者名 綿貫 聡(わたぬき さとし)
2.指導医名 綿貫 聡(わたぬき さとし)・佐藤 祐(さとう ゆう)・九鬼 隆家(くき たかいえ)・
三好 雄二(みよし ゆうじ)・川崎 元樹(かわさき もとき)・田頭 保彰(たがしら やすあき)・
荒川 裕貴(あらかわ ゆうき)・伊賀 徹(いが とおる)・西田 賢司(にしだ けんじ)
3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名:
東京都立多摩総合医療センター 救急総合診療コース
4.主たる病院の住所〒183-8524
東京都府中市武蔵台2-8-29
5.研修プログラムの目標としている医師像:
近年、医療が高度に専門分化すると共に、逆に専門にこだわらずに総合的に診療を行う医師の需要が急速に高まっています。
本コースでは総合的な臨床力を養成するため、2015年4月からは救急総合診療センターを開設し、救急外来(ER)と総合内科外来の一体運用を開始しています。ここを母体として、院内各診療科との連携のもと、救急科専門医(主に救命センターとの連携)、総合内科専門医(主に院内各内科との連携)、総合診療専門医(主に武蔵国分寺公園クリニック・東京都島嶼診療所・院内各科との連携)の取得が可能なプログラムを開始しました。
伊豆諸島の島々・小笠原諸島への数週単位の短期派遣に優先的に参加出来ることも特徴の一つで、病院総合医を目指す医師、あるいは家庭医やへき地診療を志す医師等にもそれぞれのニーズにあったプログラムを提案しています。
6.レジデント人数[うち、女性医師数]
各学年20名程度のシニアレジデントが所属し、
救急総合診療センター所属は各学年1名程度です。
研修終了後の主な進路:
都立多摩総合医療センタースタッフ、大学医局、海外留学、など
7.当直:だいたい月4回
8.当直明けの帰宅の可否:ローテート診療科による
9.診療科独自の病床の有無:有(総合内科病床、管理は院内各内科と協同)
10.具体的な研修紹介(ローテーションやその中身など)
≪ローテーションの一例≫
総合診療コース:
1年目:ER/救命センター、小児総合診療(隣接の都立小児総合医療センターで研修)、
2年目:内分泌科、リウマチ膠原病科、腎臓内科、呼吸器科
3年目:地域(武蔵国分寺公園クリニック)、感染症科
ER救急専門医コース:
1年目:ER/救命センター、整形外科、小児救急(隣接の都立小児総合医療センターで研修)、
2年目:腎臓内科、ER、救命センター、感染症科
3年目:救命センター、ER、内視鏡研修
1年次にER/救命センターの3ヶ月を必修とし、以降は原則3ヶ月単位の
ブロックローテーションを行います。
原則として月4回の当直はERを担当します。
2年目以降は6ヶ月以上のストレート研修も可能です。
他の都立病院における院外研修も可能です。(1年間で3ヶ月以内)
都立駒込病院感染症科などでの研修が人気があります。
希望に応じて小笠原諸島・伊豆諸島などの診療所へ短期派遣を行います。
11.勉強会やカンファレンスの開催曜日・時間とその概要
■MKSAP/ハリソン勉強会 月曜日
7:30-8:00
アメリカの内科生涯学習ツールであるMKSAPの問題を解きながら、日本語でハリソン内科学で問題に沿った内容を読んでいく勉強会です。
■ERカンファレンス 火曜日 18:30-19:30
ER指導医と研修医が症候学ベースでの経験した症例のプレゼンを行い、その後疾患について調べた内容のレクチャー(例:肺塞栓・クモ膜下出血・心筋梗塞など)を行います。主訴から個別の疾患まで、系統的にレビューできます。
■ERランチョンレポート 水曜日 12:30-13:30
実際にERにいる臨場感そのままに、ホワイトボードを用いて性別・年齢・主訴から始まり、
見逃してはいけない疾患を鑑別しつつ診断・治療に迫ってゆきます。
指導医がスーパーバイザーとしてリアルタイムでコメントをくれるため、実践的な対応が学べます。
■総合内科カンファレンス 毎週水曜日 17:30-18:00
内分泌・腎臓・消化器・膠原病・感染症などにまたがる、総合的な介入を必要とする症例について
担当医がプレゼンし、指導医が各科の垣根なく有用なアドバイスをくれるので、とても勉強になります。
また院内各科からのupdateすべき内容についての紹介もあります。
■アカデミーカンファレンス 毎週水曜日 18:00-18:30
シニアレジデントが自分のローテーション先で経験した貴重な症例・教育的な症例について発表します。
各種学会における症例報告プレゼンテーションの練習の場でもあります。
■Morning Journal Club(抄読会) 毎週木曜日 7:30-8:00
各科持ち回りで、話題になっている論文を取り上げ、要旨を紹介してゆきます。
■画像カンファレンス 木曜日 18:00-18:30
放射線科診断医がERにおける画像診断での見逃しやすいポイント、注意点などを
教えてくれます。
■コアセミナー 木曜日 18:30-19:30
各科の指導医がレジデントに有用なテーマについてレクチャーしてくれます。
(例:救急で見逃してはいけない皮膚疾患、心エコーの使い方など)
■院外講師による講演会 年5-6回程度
レジデント教育で有名な徳田安春先生、寺澤秀一先生、須藤博先生、平島修先生などをお招きして、レクチャー・懇親会を開催しています。
12.今後の目標(個人でも、プログラム全体でも):
多くの熱心な指導医のもとでの充実した研修と、
地域・離島医療の経験、そして継続的なERでの研修を通して、
どんな疾患・患者さんが来ても物怖じしない基本的臨床能力を培うことができます。
またローテーション診療科、発表・研究などについてもメンタリングを随時行います。
今後は総合診療、総合内科、ERのさらなる体制構築を目標としています。
13.その他(病院や土地について自慢できること等なんでも)
・病院の雰囲気がとても良く、大病院にも関わらずどの部門でもすぐに相談に乗ってくれます。
・レジデントを教育しようという文化が根付いており、ローテーションの科でも病棟だけでなく
外来・救急患者さんなどを積極的に診療することができます。
・東京駅から50分、新宿駅から30分程度の立地なので、都心で開催される勉強会や
学会にもすぐに参加することができます。
・単身者寮はJR中央線の駅前で築浅にも関わらず、月額約3万円程度で住むことができます。
14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス
東京都立多摩総合医療センター臨床研修支援室 宛
TEL 042-323-5111
E-mail : tm_kenshui@tmhp.jp
15.病院や研修プログラムのWebサイト(ホームページ・ブログ・Facebookページ・Twitter等)
http://www.fuchu-hp.fuchu.tokyo.jp/recruit/senior/senior_reji_kyukyu.html
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