2015年9月8日火曜日

北海道勤医協 総合医・家庭医後期研修プログラム

1.投稿者名佐藤 健太(さとう けんた)

2.指導医名臺野 巧(だいの たくみ)


3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名北海道勤医協 総合医・家庭医後期研修プログラム
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4.主たる病院の住所
007-8505北海道札幌市東区伏古102丁目15-1


5.目標としている研修修了後の医師像
「患者さん中心の基本的、総合的な診療能力(主治医能力)を獲得する」1.患者さんを身体的、精神心理的、および社会的側面から全人的に理解し、患者さんや家族と医療の目標を共有する
2.総合性を重視した、医学・医療の基本的な知識・技能を修得する
3.一人一人の患者さんや家族に応じて問題解決を指向する視点を獲得する

「患者さんの立場に立つ民主的集団医療を実践する能力を獲得する」

「医療の社会性を学び、医師の社会的役割を自覚し、街づくりや医療変革を追求する視点を獲得する」


6.スタッフ&レジデント人数(うち、女性医師数)
スタッフ :中央病院3名、札幌病院2名、月寒医院診療所2名(うち、女性1名)
レジデント:後期研修1年目6名、2年目1名、3年目1名(うち、女性1名)


7.当直
35

8.当直明けの帰宅の可否


9.診療科独自の病床の有無
有、40

10.具体的な研修内容紹介
後期研修1年目
勤医協中央病院の総合診療病棟での研修を主体とする。
隣接する診療所での内科外来研修、訪問診療研修も行う。
3ヶ月程度の救急外来ブロックローテーションでの診療および研修医教育も行う。

後期研修2年目
小児科(ヶ月)の病棟外来研修を必修とし、その他整形外科、皮膚科、精神科の外来研修を選択とする。
残りの期間は北海道民医連に所属する地域中核(中・小規模)病院または診療所での研修を行う。

後期研修3年目
北海道民医連に所属する地域中核(中・小規模)病院、または診療所での研修を行う。

3年間を通しての重点項目
<病棟研修>・内科全領域の症例を幅広く経験する。
・各検査手技のトレーニングを行う(上部消化管内視鏡検査・腹部USUCG・骨髄穿刺・CVカテーテル挿入など)
・初期研修医の指導に参加しながら、医学教育学・成人教育理論の基礎を身につける。
・病棟運営会議に参加して、病棟運営や病床管理に関わる。
・緩和ケア病棟の終末期患者や、ICUの重症症例も担当する。

<外来研修・その他>
1年間を通して外来診療単位を担当し、定期通院する患者の継続した診療にあたる。
・救急外来・当直・外来などの場面で自ら診療を行い、また初期・後期研修医の指導にもかかわる。
・複数の地域の、様々な規模の医療機関で研修を行うことで、地域・施設による医療要求との違いや診療内容を理解する。
・地域住民向けの健康相談会や研修医・学生向け学習会などでの講師活動を行う。
・希望により訪問診療単位を持ち、継続して往診患者の医学管理を行う。
ACLSチーム・NSTICT・緩和ケアチーム・褥創管理チーム・倫理委員会など、部署横断的な委員会に参加し、チーム医療や組織運営を学ぶ。
・学会発表(最低でも地方会1回以上)、論文執筆(症例報告など)を行う。


学習・振り返り

・研修医・指導医がともに月1回の全体学習会(二木会)に参加し、ポートフォリオ作成指導や Significant event analysisSEA)、家庭医療学の理論などの学習を行う。
・ポートフォリオ作成指導は、メーリングリストと月1回の学習会を活用して上級医・指導医が集団的に行う。
・「指導医・研修医メーリングリスト」を活用し、研修医と日常的な情報共有、意見交換を行う。
・北海道勤医協 総合診療・家庭医療・医学教育センター(GPMEC)を中心に、研修医の指導やスタッフの教育、プログラムの充実に努めている。

評価
・月1回、後期研修医と指導医の振り返りや勉強会の場である 通称二木会にてポートフォリオ発表やSEA形式での事例発表などを行い、同僚、指導医からフィードバックを受ける。ポートフォリオは、日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医認定審査に求められている20事例以外に、独自の領域を加えて行う。
・各ローテーション先での多職種による360度評価を行う。
・通常は6ヶ月毎に形成的評価を行い、プログラムの最後に指導医が総括的評価による修了認定を行う。


11.勉強会やカンファレンスの開催曜日・時間とその概要
<毎週のルーチン>
■新患プレゼンテーション 毎朝9:10-10:10指導医・後期研修医の司会のもと、研修医が前日受け持った症例を1-2例プレゼンテーションを行う。
プレゼンテーション自体に対するフィードバックから始まり、症例のアセスメント/プランに対するディスカッションを行う上で、参加者の共通の知識を高めるとともに、その症例の今後の方針を導きだす。
ファシリテートスキルに対するフィードバックも受ける。
syokai01コアレクチャー 火曜日7:15-7:45後期研修医以上が初期研修医向けに主要症候やコモンディジーズについての対応などを1年間で系統だってレクチャーしていく。
プライマリ・ケア・レクチャーシリーズ参加 水曜・木曜日7:30-8:00札幌医大地域医療総合講座が主催するネットカンファレンスに参加。年に数回は後期研修医以上が講師を行う。

グループカンファレンス 週1回グループ(指導医1名+後期研修医2名+初期研修医数名)で担当している全症例について、情報の共有・今後の方針の議論などを行う。

<月1回のイベント>臨床倫理4分割法を用いたカンファレンス 月曜日 14:30-15:30後期研修医の司会のもと、医学的適応(M)、患者の意向(P)QOL(Q)、周囲の状況(C)4点について医師・コメディカルを含めて話し合い、最終的にその患者にとってベストと思われる方針を出す努力を行う。
ヒヤリ・ハットカンファレンス 第一金曜日 15:15-16:15研修医が当直などでヒヤリとした症例について、指導医相談しながら疾患・症候のエビデンス検索と研修医の内面の振り返りを行いながら1ヶ月かけて発表準備を行う。
当日のカンファレンスはクイズ形式で行い初期研修医の診断推論能力を伸ばし、その後文献的考察、クリニカルパールの紹介を行う。
corerec_01SEA(Significant Event Analysis) 第二金曜日 15:15-16:15研修医が心を大きく揺さぶられた事例をテーマに、感情面に焦点をあて小グループで振り返りを行う。振り返りを元に、今後のNext Stepを導き出す。

リエゾンカンファレンス 第四金曜日 15:15-16:15精神科医師を招き、病棟でよく遭遇する精神的な問題(うつ、せん妄、不定愁訴など)についてのレクチャーや、具体的な事例の病態・方針の検討を行う。

KCH ジャーナルクラブ 月2回 金曜日 17:30-後期研修医を中心に、最新の文献を批判的に吟味し、日常診療に生かす方法を学ぶ。

二木会 月1回 土曜日後期研修医・指導医が病院から離れた場所で、半日かけて振り返りやWS形式での勉強会を行っている。全道に散らばった後期研修医も参加保証されている。


12.今後の目標(個人でも、プログラム全体でも)
作成中…


13.その他(病院や土地について自慢できること等なんでも):
土地柄
中央病院・札幌病院は札幌市内にあり、買い物・観光・子育てなど生活に困ることはありません。また地方の中小規模病院・診療所では、北海道各地の豊な自然や、地域による文化・医療の違いも学べます。

研修環境
研修医にやさしい研修環境も自慢で、年2回の長期休暇取得や、当直明け保障、自身や家族の体調不良時に業務を補いあい休みを取れる工夫を積極的に行っています。

研修評価は特に力を入れています!!

・勤医協版 modified mini CEX
clinical skill assessmentとして、夜間の救急外来というセッティングで模擬患者の問診診察検査オーダーから結果の解釈・アセスメント&プランまでを詳細に評価するもので、終了後即座にフィードバックします。
360度評価
医師だけではなく、コメディカルからも研修医評価を行ってもらう方法で、アメリカの卒後臨床研修を監督する組織であるACGMEAccreditation Council for Graduate Medical Education)の6つのコンピテンシーを参考に評価項目を設定しています

SNAPPS法を用いたER指導
後期研修医も希望によりER指導医として初期研修の指導に当たります。SNAPPS法は忙しい救急外来でも短時間で指導を行いながら、診断推論能力を伸ばせるツールとして開発され、RCTで効果が確認されている。これを用いてER研修指導を行っています。


14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス勤医協中央病院 医師研修課課長 中井 貢(なかい みつぐ)TEL     011-782-9111e-mail     kensyu.nakai@gmail.com

15.病院や研修プログラムのWebサイト(ホームページ・ブログ・Facebookページ・Twitter等)http://www.kin-ikyo-chuo.jp/old/ke_kateisogo.html

2015年9月7日月曜日

野崎徳洲会病院 総合診療医育成コース

1.投稿者名(ふりがな):
藤林 保 (ふじばやし たもつ)



2.指導医名(ふりがな):
藤林 保



3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名:
総合診療医育成コース



4.主たる病院の住所:
野崎徳洲会病院

大阪府大東市谷川2丁目10番50号

072-874-1641
 

s017326



5.研修プログラムの目標としている医師像:
何でも見れる臨床医



6.スタッフ&レジデント人数、研修終了後の主な進路:
スタッフは2名

レジデントはまだ居ません

進路は自分で考える



7.当直:
月8回



8.当直明けの帰宅の可否:



9.診療科独自の病床の有無:
無し



10.具体的な研修紹介:
救急で自分が見た患者さんを退院まで見て、その後の外来フォローもする。



11.勉強会やカンファレンス:
これから考える。



12.今後の目標:
総合診療医を育成して診療の充実を図りたい。



13.その他(病院や土地について自慢できること等なんでも):
症例はたくさんあります。実践で鍛えます。


実績はありませんが、バリバリやりたい人が居られましたら参加してください。

 

14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス: 
tamotsu.fujibayashi@tokushukai.jp



15.病院や研修プログラムのWebサイト:
http://www.tokushukai.or.jp/nozakihp/

阪南市民病院 救急・総合診療科

1.投稿者名(ふりがな):
内堀 善有(うちぼり よしあり)

2.指導医名(ふりがな):

藤本尚(ふじもとひさし)(院長兼救急総合診療科部長)山口敬(やまぐちたかし)
北和也(きたかずや)


3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名:

阪南市民病院 救急・総合診療科 後期研修医コース
(後期研修医以降の医師もOKです)

4.主たる病院の住所:大阪府阪南市下出17
電話 072-471-3321
http://www.seichokai.or.jp/hannan/
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5.研修プログラムの目標としている医師像:

大阪にいて、へき地医療を行うためのスキルやマインドを身に着け、2次救急と総合診療で、一人立ちできる医師を目指します。

また、個人個人の希望により範囲は、多少変わりますが、総合診療を中心に、小児科と小外科、整形外科(肩、腰などの各関節炎等手術ないレベル)、3次レベルでない外傷も、対応できる医師を目指します。


6.スタッフ&レジデント人数[うち、女性医師数]、研修終了後の主な進路:
スタッフ3名(うち女性0名、院長1名)レジデント1名(うち女性0名)
研修終了後の主な進路:
まだ発足したばかりのプログラムのため、未定です。

希望あれば、当院を含めて、当法人内にて総合診療科を含めて、勤務可能です。
実際は、当院で研修したことを生かしていただき、日本中どこに行ってもOKと考えております。
必要であれば、ご紹介いたします。


7.当直:
月4~5回 (いきなり正当直をしていただくかどうかは、応相談)

8.当直明けの帰宅の可否:可 or 否

不可(スタッフの増員に応じて、可能となる予定)

9.診療科独自の病床の有無:



事実上救急総合診療科で、20~30床。
新病院建築時、40床程度へ増床予定。


10.具体的な研修紹介:

基本は、3年間の研修ですが、ニーズに応じて、適宜、別の期間設定可能です。
有名な研修病院と違い、今から、病院やプログラムを作っていく段階にあるため、固定プログラムで、各専門科に一定期間研修を行うというよりは、当院で行う救急・総合診療を中心に、院外研修(3か月程度)を3年間で2回程度、行って、足りないスキルや経験を補うスタイルを考えています。
(例。西伊豆病院、府中病院(同法人)、応相談です)

院内研修としては、希望により、小児科外来、上下部内視鏡、気管支鏡検査、胸腔鏡検査、各部超音波検査などを学べます。

日本救急学会、日本感染症学会、関西若手医師フェデレーション、内科学会地方会等に積極的に参加し、発表行いつつあります。

研修中に,日本内科学会認定内科医取得を目指します。
現在、総合内科専門医取得を含めて、内科学会の教育関連研修施設の申請中です。

藤本院長は、ACLSの泉州府中トレーニングサイトのサイト長されていたため、ACLS、BLSインストラクター数名おります。
院内で、コース開催していく予定です。

専門医が近隣を含めて少ない状況のため、幅広い疾患にあたることができます。
(例.胃潰瘍、心不全、細菌性肺炎、関節リウマチ、SLE、自己免疫性肝炎、強皮症、三叉神経痛、むずむず脚症候群、気胸、特発性間質性肺炎、肺アスペルギルス症、非定型抗酸菌症、結核性胸膜炎、肺アスベストーシスなど多彩です。ランゲルハンス細胞組織球症の患者様が来られた時は、びっくりしました。)

高齢の患者様が多い地域でもあり、緩和医療も積極的に行っております。(悪性リンパ腫、舌癌、肺癌、肝癌など)


11.勉強会やカンファレンス:
総診カンファレンス(毎日8:00~)
その他、勉強会・カンファレンスは、時間があれば、もしくは、共有したいことあれば、自然発生的に行っております
看護スタッフや薬剤師スタッフと合同勉強会などもあります。
リハビリスタッフも熱心なため、リハビリカンファレンスも行なっております。


12.今後の目標:
当院では,患者数増加,僻地支援に対応するために,多数のスタッフが必要な状態です.

同じ志、もしくは、当院の方針に共感していただける方に働いていただければと思っております。

エビデンスを用いた医療を、地域や患者様のニーズに合わせて、適宜、調整しながら、行っておりますし、推し進めていきたいと考えています。短期の研修もwelcomeです。


13.その他(病院や土地について自慢できること等なんでも):
当院は、民間移行(指定管理制度導入・公設民営)して1年目であり、平成25年春に、免震設計の7階建ての新病院ができる予定です。
新病院では、救急・総合診療のブース、充実しています。
また、ベテランスタッフが多いため,雰囲気も穏やかで、やりたいことがやれて,自由な雰囲気があります.

ちなみに、当院は、大阪のほぼ最南端の阪南市にあり、高齢化進んだ地域多く、100歳前後の患者様も少なくないです。大阪府にありながら、僻地的な要素が多分にあり、救急・総合診療のニーズ高いです。
その一方で、南海電鉄の特急が止まる南海本線尾崎駅から徒歩5分以内の好立地です。特急で難波(大阪市内。いわゆるミナミです)まで40分弱です。
関西国際空港まで、尾崎駅より電車で20分強でアクセスでき、学会等に出張する際に、便利です。
病院の屋上からは、大阪湾が見え、夕日が美しいです。
晴れれば、淡路島や関西国際空港はもちろん、明石海峡大橋まで見えます。
近くに多数漁港あり、お魚はとてもおいしいです。
市内のビーチ(ピチピチビーチ!)で、夏、泳げます。海釣りのよいスポットもいろいろあるそうです。
ロードバイク乗りには、山あり、海ありと最高の環境です。

他のプログラムと最も異なる点は、病院としても、チームとしても、平成23年度からの始動で、新病院が平成25年に完成するため、立ち上げに参加して、病院、チームをこれから作っていくことに参加できる点だと考えます
是非,私達と一緒(院長おもしろいです)に,地域の方々に貢献つつ、スタッフの方々と一緒に成長してお互いにHappyになれる医療を行っていきましょう!
興味ある方、下記の内堀のメールもしくは、電話にて、ご連絡ください。

14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス:

お問い合せ先:
内堀 善有(うちぼり よしあり):
Mail address:uttibo@gmail.com
阪南市民病院(代表):072-471-3321 救急・総合診療科 内堀まで。
見学,お問い合せは、もちろん、ちょっと気になることなどございましたら、上記メールアドレス・お電話番号にご連絡下さい.
「百聞は、一見にしかず」ですので、見学にきていただけると幸いです。
職員一同、お待ちしております。

15.病院や研修プログラムのWebサイト:

病院のホームページですhttp://www.seichokai.or.jp/hannan/

神戸大学医学部附属病院 総合内科

1.投稿者名(ふりがな):
     牟田 愛(むた あい)/森 寛行(もり ひろゆき)

2.指導医名(ふりがな):
   金澤健司(かなざわ けんじ)・
安田尚史 (やすだ ひさふみ)   皆川健太郎(みながわ けんたろう)   豊國剛大(とよくに たけひろ)


3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名:
   神戸大学医学部附属病院 総合内科

4.主たる病院の住所:   神戸市中央区楠町7丁目5-2
5.研修プログラムの目標としている医師像:
     「よりよい医療を提供できる医師を育てることで社会に貢献する」ことを
      Missionとして、
   Generalist as Specialist(専門分野として総合内科を専門とする医師)、
   Specialist as Generalist(専門分野はあるが総合内科のmindを持っている医師)、   
   Clinician Educator(教育するPassionを持った臨床家)
   の育成を目標としています。

6.スタッフ&レジデント人数[うち、女性医師数]、
    (可能な範囲で)研修終了後の主な進路:
   スタッフ11名(女性2名)、レジデント2名(女性1名)、
   研修終了後の主な進路:
     総合内科専門医、感染症内科、消化器内科、小児科、膠原病内科など


7.当直:
     月2回程度
     病棟当直(総合内科、リウマチ膠原病内科、神経内科、感染症内科の病床を
   持ち回りで担当します)が1回、
     内科救急当直(当院内科かかりつけの患者様の救急対応がメイン)が1回程度です。


8.当直明けの帰宅の可否:
     否 (要相談)


9.診療科独自の病床の有無:有
一般病床13床  適宜ICU病床使用

10.具体的な研修紹介(ローテーションやその中身など):
     入院患者の病棟業務を中心に、週1回程度の外来診療も行っています。
     専門性の高い疾患を集中的に診る専門科の集まる大学病院の中で、
     診断が困難な症例や多臓器にわたる疾患を持つ症例の診療を通じて
     全人的内科医療やチーム医療を実践することができます。
     入院患者は約7割が緊急入院で、重症例のICU管理を通じて
     集中治療も学ぶことができます。
     スタッフ、専修医、2-3名の研修医とBSL学生を含むグループで診療に携わり、
     コメディカルも含めたチーム医療を実践しており、専修医は研修医や学生教育にも
     携わることができます。

11.勉強会やカンファレンスの開催曜日・時間とその概要:
  ①モーニングカンファレンス:月曜から金曜の朝8時から入院患者全員の
     Reviewを通じて、プレゼンテーションスキルや症例に対するアプローチなどを学びます。
     隔週でBSL学生によるミニレクチャーがあり、活発なディスカッションが行われています。
     専修医は学生のレクチャーの指導にあたり、clinical problemからのテーマの選出、
     スライド作成、文献検索などの教育を行います。
  ②チームカンファレンス・チームラウンド:モーニングカンファレンス終了後、
     主治医団チームで担当症例のカンファレンスと回診を行います。
     専修医が中心となって研修医、BSL学生と主に担当症例についてディスカッションを行い、
     チームで各病室を回り診察、アセスメント、プランをディスカッションしています。
     夕方にも同様にカンファレンス、ラウンドを行い、その日1日の変化やこれまでの経過を
     合わせて、Problemのアセスメント・プランの見直しを行い、翌日の診療計画を
     立てています。
  ③Case Report(新患カンファレンス):新入院があった翌日の夕方、研修医・学生主体とし、
     Interactiveなケースカンファを行い、病歴・身体診察から診断に至る考え方に
  焦点をおいたteaching pointなどを共有しています。
 ④患者支援センター合同カンファレンス:毎週木曜日昼に総合内科医師と病棟看護師、
  メディカルソーシャルワーカーと共に、退院後の生活において必要な医療・社会的な
  支援について検討すると同時に、患者さんへの総合的なアプローチを
  学ぶ場でもあります。
  ⑤EBM Journal club:毎週木曜日夕方に自験症例のclinical questionについて、
  文献を吟味し、症例への適応について検討するカンファレンスを行なっています。
  「批判的に原著論文を吟味した内容」と「個人の臨床的専門技能」および
   「患者の価値観」の3つを統合できるかどうかをディスカッションすることに
    主眼を置いています。
  ⑥Physical Examination round:毎週木曜午前、指導医がチームラウンドに参加し、
     身体診察を中心にベッドサイドで患者さんから学ぶラウンド。
  ⑦研修医ミーティング:毎週火曜、水曜の昼の30分間。主に研修医を対象として
     基本的な診断学、検査、治療の考え方、プレゼンテーションの方法など、
     医師に必要なcompetence(能力)についてレクチャー形式で学ぶ
     ミーティングを行っています。各科指導医や後期研修医が講師となっており、
     研修医以外でも自由に参加できます。
   ⑧その他、米国などを中心に先進的な医療を実践されている医師を
     「大リーガー医」として招聘しレクチャーやケースカンファなどをもつ
     「大リーガー医プロジェクト」があります。
   ⑨兵庫医科大学総合診療科等、他病院との症例検討会を開催および
      参加を行っています。

12.今後の目標(個人でも、プログラム全体でも):
   総合内科医を志望している方のみならず、専門医のトレーニングを行う前に
     general mindを養いたい方や、初期研修の2年間で進路を絞りきれなかった方など、
     各々のニーズに合ったflexibleな研修プログラムを提供出来ればと思っています。

 
13.その他(病院や土地について自慢できること等なんでも):
     北に六甲山、南に瀬戸内海を臨み、神戸の都市部に立地しているため、
     ほどよく便利で、ほどよく自然にも触れることのできる素敵な神戸の街の中に
     当院はあります。古くから外に開かれた神戸という土地柄もあってか、
     専門科の集まる大学病院の中でも、OPENな雰囲気で楽しく日々診療をしています。
     チーム制を取っており、ONOFFをしっかり分けられる科なので、休みの日には
     山や海にActivityに勤しむもよし、美味しい神戸スイーツに舌鼓をうつもよし、
   思い思いの楽しみ方を見つけてください。

14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス:      hiroyukimr@yahoo.co.jp
 
15.病院や研修プログラムのWebサイト
     (ホームページ・ブログ・Facebookページ・Twitter等):

神戸市立医療センター中央市民病院 総合診療科

1.投稿者名(ふりがな):
亀井 博紀(かめい ひろき)

2.指導医名(ふりがな):
西岡 弘晶(にしおか ひろあき)
土井 朝子(どい あさこ)
水野 泰志(みずの やすし)
園 諭美(その ゆみ)

3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名:
神戸市立医療センター中央市民病院 総合診療科

4.主たる病院の住所:
神戸市中央区港島南町2丁目-1-1

5.研修プログラムの目標としている医師像:
専門診療科や他職種との連携を大切にし、「総合」と「専門」のバランスのとれた医療を
実践出来る医師。
患者・家族が納得できる決断ができるようにサポートできるコミュニケーション能力のある医師。
病歴と身体所見を重視し、それに適切な検査を加えた診断推論を臨床現場で実践出来る医師。

6.スタッフ&レジデント人数[うち、女性医師数]、(可能な範囲で)研修終了後の主な進路:
スタッフ4人(うち女性2人) レジデント4人(うち女性1人)
(今年度が診療科設立3年目のため、まだ研修修了者はいない)

7.当直:
1-2回程度
内科当直(救急科からのコンサルト症例の入院適応の判断および初期治療、病棟急変対応)

8.当直明けの帰宅の可否:
 
9.診療科独自の病床の有無:
25人前後の入院患者を担当
10.具体的な研修紹介(ローテーションやその中身など):
入院診療では、屋根瓦方式の診療体制の中で、スタッフ医師と初期研修医とチームを組んで、
510名程度の入院患者の診療を担当します。現在2チーム制をとっています。
外来診療では、総合診療科外来(半日)を週1回、内科初診外来(半日)を週1回担当します。
ほとんどの内科疾患を対象としています。専門性が極めて高い疾患は専門診療科に
委ねますが、基本的には、病気の診断がついた後も専門診療科と密接に
コミュニケーションをとりながら、当科が主科として診療できます。
救急外来からの入院がほとんどでありcommonな内科急性期疾患、不明熱、感染症、
リウマチ・膠原病、多臓器にまたがる複数の疾患を有する患者などが多く、軽症~重症患者まで
幅広く経験できます。特に感染症診療、リウマチ・膠原病診療には重点を置いています。
スタッフ2人が感染症科も兼任しており、感染症コンサルテーション症例や特殊な
感染症症例も学べます。
  専門診療科、救急部、集中治療部などへのローテーション研修や、地域の診療所での
  研修(往診、家庭医療)も可能です。

11.勉強会やカンファレンスの開催曜日・時間とその概要:
・新入院・重症患者回診;月曜から金曜の朝8時半から。新入院患者および重症患者の
診を全員で行います。新入院患者の初期の状態把握と重症患者の方針の決定を
全員でディスカッションするために行います。
・チームラウンド;新入院回診が終了後にチーム毎に担当症例の回診を行います。
主に初期研修医・後期研修医が症例のプレゼンテーション(1-2分)で行いアセスメント、
プランをディスカッションします。夕方にも同様にチーム毎にカンファレンスを行い、
その日の検査および状態変化に基づいて各症例の翌日の診療計画を立てます。
この2回のチームカンファレンスでショートプレゼンテーションの訓練も行います。
・新入院カンファレンス;月曜から金曜の13時から。新入院患者のフルプレゼンテーションを行い
病歴・身体診察から診断へのプロセスまでのディスカッションを行います。
主に発表は初期研修医が行い、後期研修医がカンファレンスの司会を行います。
・地域連携カンファレンス;毎週火曜日14時から。病棟看護師、地域連携室看護師、
 ソーシャルワーカーと共に、入院患者さんの総合的アセスメントを行い、診断・治療の他に、
日常生活の援助、社会的な支援、適切な転院先への紹介の検討などを含めたケアプランを
立てる多職種カンファレンスを行い、総合的アプローチを身につけます。
・外来カンファレンス;毎週月曜日17時から。外来症例の相談カンファレンスを行います。
病態そのものから社会的な対応まで含めてあらゆる相談を行います。
外来での症例を一人で抱え込むことなく、適切な外来診療能力を習得を目指します。
・教育回診;毎週水曜日15時から。身体診察を中心にベッドサイドで患者さんから学ぶラウンド
です。指導医が回診を担当します。
・全体回診(ベッドサイド);毎週火曜日午後に部長回診、毎週金曜日午後に
週末のための申し送り回診を行います。
・総診ケースカンファレンス(ヒヤリハットカンファレンス);当科を研修した初期研修2年目が、       自分の経験した症例での成功・失敗事例をもとに振り返りを行い、メッセージを後輩に伝える       カンファレンスです。後期研修医がその指導にあたります。
(部長がもっとも楽しみにしているカンファレンスです!)     ・早朝カンファレンス(肉食カンファレンス);隔週の金曜日朝7時から。院内若手有志医師による
   症例検討を中心としたカンファレンスです。内科だけではなくいろいろな診療科の興味深い
       症例が提示され、診療科の枠をこえて学び合う場となっています。     ・内科カンファレンス;月1回。内科系各診療科が持ち回りで症例提示をし、その症例の検討       およびその疾患をみんなで勉強する会です。対象は初期研修医ですが、       各領域の疾患のトピックスを学べる場となっています。
・臨床病理科とのカンファレンス;水曜日8時から。院内全体のCPCとは別に、月に1程度、
当科の剖検症例の検討会を行っています。
12.今後の目標(個人でも、プログラム全体でも):
当科プログラムで研修した医師が、当院に限らず他の病院に行っても、臓器別専門医の道を
目指すにしても、内科医としてgeneral mindを持ち続け、臨床に限らず教育においても中心的な
役割を担う人材になれるようなプログラムにしていきたいです。

13.その他(病院や土地について自慢できること等なんでも):
当院にはスタッフ医師が約160名、後期研修医が約100名、初期研修医が32名在籍しています。
やる気のある熱い若手医師が数多く集まっており本当に刺激になります。また、各科の垣根も
低く気軽に声を掛け合って助け合って診療ができる病院です。
また当院は700床を有する神戸市の中心的な急性期病院であるばかりでなく、高度医療を
実践している基幹病院でもあり、様々な症例を数多く経験できます。そんな環境のため
自然に自分のやる気もでてきて成長していくことができ、日々楽しく診療ができています。
当科はon offをしっかりとするのが部長以下全員に共通していることであり、休日はしっかりと
休みが取れるため、リフレッシュもバッチリできます。
また神戸は住みやすい街として人気があります。新幹線や空港へのアクセスも良好です。
14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス:
 西岡弘晶
15.病院や研修プログラムのWebサイト(ホームページ・ブログ・Facebookページ・Twitter等)