2015年10月16日金曜日

白河総合診療アカデミー

1.投稿者名(ふりがな):
 宮下淳(みやしたじゅん)

2.指導医名(ふりがな):
 准教授 東光久(あずまてるひさ)
 講師 宮下淳(みやしたじゅん)
 講師 高田俊彦(たかだとしひこ)
 助教 林理生(はやしみちお)

3.後期研修プログラム名、もしくは診療科名:
「総合診療と臨床研究の両方を学べる!
白河総合診療アカデミー後期研修プログラム」

4.主たる病院の住所:
白河厚生総合病院
961-0005 福島県白河市豊地上弥次郎2-1

5.研修プログラムの目標としている医師像:
世界に先駆けて超高齢化社会を迎えた日本の新しい医療ニーズに必要な問題解決能力を有する医師
l  病院総合診療と地域医療の両方を学び、
l  両者をつなぐ“新しい”総合診療の形を目指し、
l  エビデンスを“調べる”“使う”だけでなく、自ら“創る”力を身につける。

6.スタッフ&レジデント人数[うち、女性医師数]、(可能な範囲で)研修終了後の主な進路:
 スタッフ 4
 レジデント 2人(うち、女性医師1人)
 京都大学・福島県立医科大学の大学院、海外の大学院、その他総合診療科のある病院、各専門科のスタッフなど

7.当直:月2~3回

8.当直明けの帰宅の可否:可

9.診療科独自の病床の有無:有(独自の病床は15床ですが、他の病棟も含めて常時20名以上の患者さんの診療を行っています。)

10.具体的な研修紹介(ローテーションやその中身など):
 福島県立医科大学寄付講座として、20154月白河厚生総合病院内に開設された白河総合診療アカデミーが提供する後期研修プログラムです。組織の正式名称は『白河総合診療アカデミー』ですが、病院内や地域では『白河厚生総合病院 総合診療科』として位置づけられています。
 総合診療領域の実績ある施設で十分な研鑽、教育経験を積んだ4名の医師が、それぞれのノウハウを持ち寄り、質の高い総合診療の実践、教育に情熱を注ぎます。コモンディジーズはもちろん膠原病(血管炎、SLEなど)、悪性腫瘍(原発不明癌、悪性リンパ腫)の診断・治療(化学療法や緩和ケアを含む)、重症患者のICU管理、frailな高齢者の看取りを含む包括的ケアまで積極的に取り組んでいます。研修プログラムは、プライマリケア連合学会、日本内科学会の施設認定を取得しています。
 研修医の具体的な業務内容は以下の通りです。
    診療:
 特定の指導医の下、入院患者のマネジメントを行う。朝夕2回のカンファレンス・回診でこれを補完することで、エビデンスに基づいた標準的な診療能力が身に付く。外来は週1回、新患と入院患者の退院後フォローを行う。同じ日の外来担当指導医とディスカッションし、夕方のカンファレンスで適切なフィードバックを受けられる。
 また救急外来において、指導医の下、日中の救急初期対応を担当する。
    研究:
 週1日完全に臨床業務からはなれ研究業務に集中する。臨床研究に関する遠隔学習であるgMAPを受講しつつ、自身のclinical questionresearch questionに変換するところから、臨床研究の計画、実施、解析、発表、論文化までを目標としている(下記参照)。この間、入院患者の業務は病棟当番や指導医が代行する。
    教育:
 総合診療医は良き教育者であることも重要であり、初期研修医や学生、病棟看護師などの医療者の教育も担当する。

後期研修医の一週間:




・エキスパートの指導による臨床研究研修
 臨床研修と並行して、年間を通じて臨床研究の研修も行います。福島医大臨床研究イノベーションセンター、京都大学医療疫学との密な連携の下、臨床研究の研修を行います。また、Harvard医科大学臨床研究遠隔学習プログラム、日本語研究遠隔学習プログラム(gMAP)等の豊富な学習資源を活用します。週1日は、研究のためのプロテクトタイムを確保し、定期的なメンタリング、リサーチミーティングのもと研究計画を進めます。地域の健康に貢献するためのプロジェクトを展開しており、院内のみならず院外でも研究を行うフィールドがあります。白河から新しい知見を、世界へ発信することを目指します!

臨床研究トレーニング概要




11.勉強会やカンファレンスの開催曜日・時間とその概要:
l  7時半から定期的なカンファレンス
l  白河総合診療アカデミー主催の診断推論ワークショップ(年一回、7月開催)
l  下記有名指導医を定期的に招聘し、カンファレンス、レクチャーなどの貴重な学習機会を提供します。
名古屋第二日赤病院副院長  野口 善令
麻生飯塚病院総合診療部長  清田 雅智


12.今後の目標(個人でも、プログラム全体でも):
 白河総合診療アカデミーでは、臨床、研究両面で日本をけん引する総合診療医の養成を目指します。

13.その他(病院や土地について自慢できること等なんでも):
 白河厚生総合病院は、福島県南部に位置する中核総合病院(471床)で、医療圏19万人をカバー、専門科が揃い、完結型の医療を提供しています。平成20年に新築移転をしたばかりのきれいな病院です。
 東京駅から新幹線で80分と交通至便であり、 各種勉強会、学会などへの参加も十分可能です。
 前原和平院長を始め、病院を挙げてアカデミーの運営に協力いただいており、とても雰囲気の良い、素晴らしい環境です。院内横断的な活動(ICT, NST, 緩和ケアチームなど)にも積極的に参画していますし、地域の医師会とも連携を深め今後は院外での診療も視野に入れています。
 総合診療が必要とされる地域で働くことで感謝される『喜び』とより一層強くなる『責任感』、臨床研究を実施する中での苦悩とやり遂げた後の『達成感』、そしてより良い医療を提供するという信念が実を結びことで得られる『感動』、これらすべてがここ白河にはあります!是非、一緒に学び、日本の医療にイノベーションを起こしましょう!

14.見学・研修希望者のための連絡先メールアドレス:
info@fuji-future.jp

15.病院や研修プログラムのWebサイト(ホームページ・Facebookページ)
l  白河総合診療アカデミーホームページ
         http://shirakawa-ac.jp/
l  Facebookページ

        https://www.facebook.com/shirakawa.academy

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